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プログラミング, etc.

Dropbox Paperが想像以上に良かった話

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TL;DR

  • Dropbox Paperの概要は色々記事があるのでそちらを見てください
  • markdownで編集→タブレットで閲覧がシームレスに出来る
  • Dropbox Paperを使えばmarkdown→PDFの変換が特別なセットアップ無しに出来る


採用理由 (Evernote等との差別化)

Dropbox Paper、リリースしてから17ヶ月経っていますが今更ながら使用し始めました。

敬遠していた理由は、メモアプリとしてはEvernoteを愛用していて、なるべくクラウドストレージアプリは分散したくないと考えていたからです。

もちろんGoogle DriveDropboxのアカウントは持っていましたが、Evernoteは画像やPDFなどのドキュメントも保存・閲覧できるためメインとしては使用していませんでした。

しかし、Evernoteの(僕にとって)唯一の欠点はクライアントアプリが貧弱なことと、markdownに(ほぼ)未対応であることです。普段からmarkdownを使う者にとって、markdownを使わず、GUIでフォントサイズを変更したりテーブルを作ったりリストを作ったり(Evernotemarkdownのリストにはやや特殊な形で対応しています)するのはかなりストレスです。

このような記事もあって、様々な方法でEvernoteからの乗り換えを検討してきましたがどれもしっくり来ませんでした。

そして先日、Dropbox Paperを利用して、「これだ!」と思いました。その理由は以下のポイントに依ります。

  • markdownが利用可能なクラウドドキュメント編集アプリ
  • ネイティブアプリをリリースしている (タブレットで閲覧可能)
  • docx(PDF)に容易に変換可能

結果的にはEvernoteからの移行ではなく併用という形になりましたが、概ね満足しています。


markdownが利用可能なクラウドドキュメント編集アプリとして

markdownは便利ですが、何を書くときも使うかというと、そうではありません。「ドキュメント」レベルになると体系的に書きたいとかテーブルを使いたいとかで使いますが、「メモ」レベルではほぼ使いません(リストが欲しいときはありますがハイフンやEvernoteGUIリストで我慢できます)。

ここでのドキュメントは、他人に見せるための資料とか議事録とか仕事でのノートとか講義ノートとかで、README.mdとかは除きます。

したがって、従来Evernoteでメモ+ドキュメントを編集・管理していたのが、Evernoteでメモ・Dropbox Paperでドキュメントという風に住み分けられます。ドキュメントを書くことはメモに比べて遥かに少ないので併用はそれほど苦になりません。

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markdownエディタ(Kobito)でのテキスト


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Dropbox Paperでのテキスト


ネイティブアプリをリリースしている (タブレットで閲覧可能)

これまでは「markdownで編集したは良いが、Macのローカルディレクトリにあるから結局殆ど閲覧しない…」ということがありました。閲覧に関してはタブレットとかで見たいです。一時期は閲覧したいドキュメントをGistに上げて、ブラウザで見たりしていましたが、スマートではありません。

Dropbox PaperはiOSアプリAndroidアプリで利用できます。これによりmarkdownドキュメントをタブレットで快適に閲覧できます。

もちろんブラウザでも閲覧できますが、スマホタブレットだとネイティブアプリを使用する方が個人的には快適です。Editモードにしなければ、テキストをタップしても文字入力モードにならないのも、Evernoteでの煩わしさを解消してくれます。


docx(PDF)に容易に変換可能

僕はMicrosoft Wordが嫌いあまり好きではありません。したがって、docxやPDFでドキュメントを作成する機会があったときはmarkdownで書いてからPandocでそれらに変換していました(LaTexはもっと面倒くさい)。

しかしPandocにも欠点があり、

  • セットアップにHaskell Platformが必要
  • PDFに変換したあとは微調整が効かない
  • したがってdocxに変換してから微調整をしてWordなどで変換する必要がある
  • この手順を経てもパイプテーブルなどは上手く変換されない

などで使用にギリギリ耐えられません(使っていましたが)。

Dropbox Paperは作成したドキュメントをmarkdownまたはdocx形式でエクスポートできます。

更に生成したdocxとそれから変換されるPDFはmarkdownマークアップを綺麗に反映し、docx、PDFバッククォートによる引用が適応されていませんが、パイプテーブルも美しく表示されます(どの記法・どの方言に対応しているかは確認できていません)。

個人的にはブログやQiita以外で引用を使うことは殆ど無いので問題ありません。

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docxでのテキスト


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PDFでのテキスト


最後に

僕の主な使い方は、PCでmarkdownを書く→タブレットで閲覧です。かなり快適です。詳しくは書きませんが、各行にコメントを付けられる機能やプレゼンモード、バージョン管理機能も素晴らしいです。

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まだ試していませんが、共同編集機能もあるみたいなので個人だけでなくグループでの使用も期待できそうです。
それでは。